素敵確率

きみといれば、世界がもっとよく見える気がする。そういう人と一緒にいたい。そう言われる人になりたい。何分の1の確率だろう、そんな人と出会うのは。そして自分がそう思われるのは。

朽ちていく

今は忘れ去られたような場所。草が茂り、木が倒れ、苔がむし。その内、すべてなくなって、人のものでもなくなって、そのものの本来の姿に戻っていく。
ただそれをじっと待つ。柔らかい光の中で。

かたちづくること

きれいに繊維だけになったホウズキ。自然のかたちというのはこんなにも複雑で、こんなにも美しい。かなわない。 昔、プロダクトデザインの授業で自然のかたちから学んで創りなさい、って言われました。美しいかたち、量感、ライン、色、すべてそこに。迷ったら立ち返る。
今年の夏、ほうずき市で買ってきたあのホウズキはまだ赤いままです。

神様のいたずら

電信柱、夕暮れ、光。神様がすべてのタイミングを合わせてくれた、と感じる時がある。
この写真もそう。これはわたしが撮っているんじゃなく、神様が撮らせてくれているんだね、きっと。

大地に立つ男

散歩道、出会ったインディアン。
「きみの心に嘘はないかい?」そんなふうに言われた気がした。