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The Color In Memory of Towada & Oirase

あの時 その時間が ただひたすら美しくて
まばたきをするのも忘れていた

餞暑

つかみ損ねた影のよう
寄せる水音
耳をつたう

まどろみ

だんだん明るくなる空をまとってじっと息を潜める
夢でも現実でもない時間が
ひたひたと忍びよってそっと頬にふれた

白昼夢


その中で泳ぎ始めた途端、
闇にのまれてしまいたいという思いが頭を擡げる

この時に

近い未来も、遠くにある空気も
昨日のつまづきも
向こう岸まで溶けてなくなれ
いま、取り戻せるように

その足で視る

その足で視る。そしてその手で語る。それだけのこと。

永い夜


永遠に続けばいい、そう思える時間
あと何夜、出会えるのだろう
最期の夜までに

連れだして

矢印はしばらく奥へ奥へ。
次はどんな光景と歩いていけるだろう
内にある眼を連れだして
閉じ込めて、そっと手放す


お知らせ続きですみません。
昨日より3/3まで恵比寿のKATA GALLERYにてEPCX2受賞者展+NTMY出版イベントに参加させていただいてます。たくさんの作品が展示されていて、とてもおもしろいと思いますので、お時間ありましたらぜひおいでください。

会期:2013年2月23日〜3月3日
時間:12:00-22:00* 最終日は 17:00 まで
会場:KATA 〒150-0011 東京都渋谷区東 3-16-6 LIQUIDROOM 2F
料金:入場無料

晴れの日、雨の日、普通の日




光があるから影ができる。そんな単純なことも忘れてしまってた。
晴れの日もあれば、雨の日もあって、それと同じように、普通の日もあって。
その普通の日が、とても愛しいと感じられたことが、嬉しかった。 

Changing Seasons







色づく季節が過ぎれば
吐く息が景色に変わる。
グレーをまとった夜がやってくる。

The coloring season passes.
And breathing changes to a scene.
The night clothed in gray comes on. 

飾り

どんなに強くみせたところで
ほんとのところは誤魔化しようがない。
いつもうっすら透けてみえてる。

JAPANESE Maple

輪郭が解けるほどの暗闇に
怖さと同時に秘密めいたものを覚えるのは
きっと脈々と続く何かを感じるから。
暗闇を奥ゆかしさと覚える特別な感覚。

天邪鬼

シンプルでいいね、
そう言われても納得出来ない天邪鬼な私が
ここにいる。

晩夏

コスモス畑の隣の道で
冷たい風が背中を押した
強い陽射しにはねる飛蝗

stairs

捕らえるつもりが囚われて、足元をすくわれる。
その先へ行こう、そう思って築いたはずの場所。平穏という名の罠。

気配

まだまだだと思っていたら、思ったより近くにいて、
一度気がつくと、その声は、前よりずっと響くようになった。

はずむ・はじまる・ひろがる

ひとり、ひとりがつながる光
ぶつかって弾けてとけあって広がる

境界線

ある時は手前に、ある時はもっと遠くに
それがどんなものだろうと、どんなところだろうと
越えられるからこそ、それは目の前にある

存在

そこにいる。
知っているから、ひとりでも怖くない。
 

memories

この日々は二度と帰ってこない。
あの日々ももう一度たどることはできない。
記憶の中で整理されて
もう一度のぞこうとすると、輪郭だけが指をつたう。