白昼夢


その中で泳ぎ始めた途端、
闇にのまれてしまいたいという思いが頭を擡げる

この時に

近い未来も、遠くにある空気も
昨日のつまづきも
向こう岸まで溶けてなくなれ
いま、取り戻せるように

その足で視る

その足で視る。そしてその手で語る。それだけのこと。

微かに薫る

ことばにならない空気をまとう
音と、時間と、心。

小さな宙を飛び出した


憧れた碧

その先を視て
知らぬまに
つながっていた足許をたぐりよせる

ふいに流れる、光。光。光。