土でカタチづくるひと



今回は、彫刻のお友達のことを書きます。
彫刻家、阿部鉄太郎くんです。彼は大学に講師として勤めながら作品を作り続けています。
その彼が出品している「日彫展」に行ってきました。
(毎回、ご招待券いただきます。この場を借りてお礼申し上げます。 )

わたし自身は彫刻は大学の基礎科目でベートーベンのデスマスクと、石彫で亀の彫刻作ったくらいなのですが、見るのは好きです。日頃、平面のものばかり作るので立体となるとほんとに「ある、存在している」という感覚になれます。この感覚って大切だと思うのです。

会場は東京都美術館。上野公園内のれんが造りの落ち着いた建物。


会場内はたくさんの作品を自由に見て回れるようになってます。
作品の背面まで回って見られたり、触ってもいいという作品もあります。

何年か見続けていますが、若手の作家さんも元気あっていいですね。いろんな表現が見られて面白いです。会場はこのフロアだけじゃなく上の階や、この隣にも展示があってたっぷりじっくり見られます。
そんななか、阿部くんの作品です。

 
「ライアーガール」
最近は女性と「猫」のモチーフ。少し前は「天使」でした。
女性らしい体のライン、 猫の生き生きとした動き。
(猫のしっぽはもともとはもう少し長かったそうです。出品規定の関係で短くなってしまったとのこと:本人談)
わたしが特に好きなのは、この作品でいうと耳の上のあたり。

タッチというのかな、こういう処理の仕方が彼の作品の特徴だと思うのですが、創るのって楽しい!っていうのが感じられて好きなのです。

彼のブログもご紹介しておきます。制作の様子も見られます。
研究室日報


それから日彫展も4月30日(月・祝)まで開催中です。
上野をお散歩ついでに行ってみてください。

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